女性のみなさん、生理痛は軽いですか?重いですか?
私は年々生理痛が重くなり「おかしいな・・・」と思って産婦人科に行ったら、「子宮内膜症」の一種である、「チョコレート嚢胞(のうほう)」だと診断されました。
簡単ではありませんでしたが、ホルモン治療で合うピルを探して服用し、治すことができました。今現在は漢方薬に切り替え、経過を見守っています。
この記事は自身の記録を残す目的で書くと同時に、同じく生理痛、PMS、子宮内膜症などでお悩みの方の参考になれば幸いです。
※治療法や漢方薬に関しては私個人の実体験によるものですので、効果効能をお約束するものではありません事をご了承ください。
「チョコレート嚢胞(のうほう)」とは?
「子宮内膜症」という病名は聞いたことがありますよね?
卵巣の内部に発生する子宮内膜症の事を「卵巣チョコレート嚢胞(のうほう)」や「チョコレート嚢腫(のうほう)」といいます。
卵巣の中に嚢腫(のうほう)ができ、その中に古くなった子宮内膜の組織や月経血が溜まってしまう病気です。
「チョコレート嚢腫(のうほう)」の人は、これら本来であれば不要な血や組織が生理のたびに卵巣内に溜まります。
溜まった内容物の見た目がチョコレートのようになることから「チョコレート嚢腫(のうほう)」と呼ばれています。
「チョコレート嚢胞(のうほう)」になる原因は?
医師には、チョコレート嚢胞を引き起こす子宮内膜症が何故発症するかについては、まだはっきりしたことがわかっていない、と言われました。ただ、女性ホルモンの一つ「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の数値異常により、子宮内膜が増殖することがわかっています。
エストロゲンの分泌量が増加する20〜30歳で発症しやすく、若い女性には珍しくない病気だといわれました。
私も血液検査を行った結果、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の数値異常が確認できました。
私は26歳くらいで「チョコレート嚢腫(のうほう)」を発症しました。
「チョコレート嚢胞(のうほう)」の症状は?
健康で正常な子宮内膜は、月経周期に合わせて子宮内で正常に増殖し、妊娠が成立しなかった場合には剥がれ落ち、血液とともに体外に排出されます。これが生理(月経)です。「チョコレート嚢胞(のうほう)」で子宮外にできてしまった子宮内膜も、月経がくると剥がれ落ちます。
ですが、そこで炎症や臓器との癒着を起こします。
症状としては、
- 生理不順(1か月以上遅れるなどはザラ)
- 痛みの激しい生理痛
- 性交痛
- 排便痛
など、いずれも強い痛みを伴う症状があらわれます。
私は、上記全てが当てはまる状態で発見することができました。
「チョコレート嚢胞(のうほう)」で行った治療は?
私に診断された治療法は、低用量ピルを服用すること。
ですが、ここから1年以上ピルを服用しましたが、「チョコレート嚢胞(のうほう)」のサイズを小さくすることや、なくす事などの変化を得られませんでした。
実は、この産婦人科医の先生は、親身に話を聞いてくれないところがあり、自分との相性があまりよくないと感じていたので、別の病院でセカンドオピニオンを受けることにしました。
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東洋医学では、生理不順、生理痛などの症状が起きる原因は瘀血(おけつ)だと考えます。
⇒Amazonで【きゅう帰調血飲】をみる実は、この産婦人科医の先生は、親身に話を聞いてくれないところがあり、自分との相性があまりよくないと感じていたので、別の病院でセカンドオピニオンを受けることにしました。
セカンドオピニオンで診断された内容は?
今まで服用している低用量ピルの種類が悪いのでは、と指摘を受け、より効果の高い「ルナベル」というピルに変更してもらいました。
すると、わずか3か月で効果が出始め、半年経った頃には腫瘍がなくなっていました。
※レントゲンで見て、キレイさっぱり消えていました。
薬の種類でこんなに効果に差が出るとは思っていなかったので、驚くと同時にとても嬉しかったです。
現在の治療法は?
セカンドオピニオンを受けた病院では、「チョコレート嚢胞(のうほう)」がなくなった後でも、同様にピルを服用することを勧められました。
この薬は、服用することでホルモン調整を行い、生理が起きない状態を作り出す効果があります。治療には良かったのですが、治った後も無理に抑制するこの状態を続ける事には疑問が残りました。
それよりも、体質改善を行える漢方を検討したいと考えるようになりました。
それよりも、体質改善を行える漢方を検討したいと考えるようになりました。
この病院では、西洋医学のみの取り扱いであったため漢方薬は対象外。ですので東洋医学と西洋医学どちらも取り扱いのある医院を探し、現在は漢方を服用して様子を見ています。
漢方に関して
現在、飲んでいる漢方は以下3種類。
- 芎帰調血飲(きゅうきちょうけついん)
- 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
- ブシ末
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東洋医学では、生理不順、生理痛などの症状が起きる原因は瘀血(おけつ)だと考えます。
瘀血(おけつ)とは、漢方医学において血の流れが悪くなった状態のことです。
この状態を改善するため、特に下腹部の血流をよくし、体をあたためる漢方を処方してもらっています。
これをお湯に溶かし、朝晩と服用しています。
最初は味やにおいが独特でなれるのに時間がかかりましたが、今ではちょっと苦いお茶だと思って普通に飲めるようになりました。
ちなみに、この漢方は病院で処方してもらえれば保険が効くため、価格は28日分で2,000円未満ほどです。
煎じて煮だす生薬の場合は保険が効かないため、28日分で16,000円ほどでした。
いずれも、価格と効能も様々ですので、医師の診断のもと体にあったものを服用してくださいね。
漢方を服用した結果
- 生理不順が改善した(28日周期に近くなった)
- 生理痛が軽くなった
- 排便痛などがかなり軽くなった
以前は、痛みが激しく、突然の生理痛で動くことができなかったほどでしたが、今ではこれらの激痛がほとんど起きなくなりました。
とは言え、加齢とともに症状も変化してきますので、月1回程度の受診と漢方薬の調整を行うようにしています。
まとめ
まだまだ様子見の体ではありますが、これらの婦人病を経験して思うことは・・・
- いつもと違う生理痛などの痛みを感じたら、早めに産婦人科を受診すべし!
- 合わない病院や薬は変えてみるべし!
- ピルの種類によっては、効果があるものとないものがある!
- 合う治療法や通いやすい病院を見つけよう!
- 生理周期や生理痛、どの薬が良かったなどのメモを取っておこう!
という事です。
是非不調があれば、お早めに病院を受診されることをオススメします。
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ご自身の体をよく知り、病状の早期発見と症状緩和のお役立てができれば幸いです。
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※治療法や漢方薬に関しては私個人の実体験によるものですので、効果効能をお約束するものではありません事をご了承ください。
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